つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

〜ピース!〜

大好きだった義祖母が去年他界しました。

だから喪中につき、新年のご挨拶は失礼しなければならないところ、

ピース!

とは不謹慎な・・と言われそうです。

しかしおばあちゃん、

めちゃくちゃ明るい人でした。

遺影はなんとピースのポーズ。

1911年生まれ。

97歳の大往生。

激動の大正、昭和、平成を生きたお婆ちゃん。

苦労を重ねたはずの顔には笑顔の表情ジワしかない。

じつに、じつに陽気な人でした。

私こと、再婚して6年半。

ということは義祖母と知り合って6年半。

認知症を発症して特養に入るまでは

気が強く、時々キレては周りを困らせていたそうですが、

私はその後のおばあちゃんしか知りません。

いいとこしか見てないからな~。

いいとこ取り~。

とよく言わますが、

情熱的な人だったことは確か。

そんな義祖母はホームに会いに行くたびに、

「素敵な髪型だね~」

「赤いセーターよく似合ってるね~」

「マフラーがおしゃれだね~」

と、必ず小さなことを見つけては私のことを褒めてくれました。

そして我が息子である孫には、

「幾つになったの?」

「ハンサムだね~」

「今年何年生?」

「こ~んなに小さかったのにもうパパを抜いちゃうね~」

を何度も繰り返し、よく喋りました。

さらに、90歳を過ぎてなお達筆。

遠くに住む娘に手紙を書きたいと言って目の前で書く文字の立派だったこと。

それから、

女学校時代の話を繰り返し話して聞かせてくれました。

おばあちゃんの青春時代。

英語が得意でその頃よく歌ったという歌を

それはそれは綺麗な発音で、

会いに行くたび必ず毎回歌ってくれたものです。

しばし女学校時代の話、

銀行に勤めてからの話、

同僚の野球チームの応援に行った時の話・・・。

ひとしきりおしゃべりが弾むと

一緒に飲んでいたココアを飲み干し、

「じゃあまたね~」

と笑顔で。

エレベータに乗り込み、扉が閉まり見えなくなるまで手を振ってくれました。

また来るね~、と言うと返ってきたのは必ず

See you!

遺影は義祖母らしさに溢れている

満面の笑顔とピース!

手を合わせるより

ピースを返す方がしっくりきます。

今もそのユーモア溢れる笑顔が

毎日、元気と勇気をくれています。

ちなみにブログのプロフィール写真は義祖母と一緒に写ったもの。

隣にいつも大好きなおばあちゃんがいる。

おばあちゃんのピース!があれば

今年も大丈夫!