今回の全国一斉休校要請に対し
大多数の自治体がこの要請に従った。
子どもたちを守るためという理由を裏付ける科学的根拠も示されないままの鶴の一声に。
始まってみれば
働くお母さんたちの悲鳴や
休校になったためにその期間職を失った人たちの苦労があちこちで聞かれるのみだ。
それに伴い、
NPOや民間企業では
急な休校に伴う働く親やその子どもを支援する動きが広がっている。
居場所解放
授業配信
弁当宅配
・・・・
これらはとりあえずの
待った無しの迅速な対応であることは確かだ。
しかし肝心のコロナ対策が
失策対策に奔走せざるを得ない動きは否めず
違和感を感じて気持ちが悪い。
社会全体が一つの方向に向かい
批判的精神は失われ
感覚が麻痺し
そもそもの課題に気づくことができなくなっているように見える。
世の流れに従わないと何かあった時に責任を取らなくてはならない、というのが決定する立場の葛藤でもあろう。
しかし
無計画な方策に自ら振り回されることはない。
要請というのは義務でも決まりでもない。
要請とは必要だとして願い求めること。
それに自らの方針が合わなければ従う必要はないのである。
先日のブログでも意見を述べたがもう一度言いたい。
各自治体は独自の選択や決定をしても良いのである。
文科相は
この混乱を受けて、
「地域や学校の実情を踏まえた上で柔軟な対応を」
と柔軟な!姿勢を示し始めた。
各自治体は
独自の判断で休校をいつまで続けるのか
要請を脇に置いて考え対処する必要がある。
”子どもを守るため”
が
多くの人たちに苦労を強いるばかりか
子どもの教育を受ける権利
を奪うことになっていると言えないだろうか。